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2004年12月17日

こども病院でのテレビ電話活用を県が推進へ

豊科町に県立こども病院がある。そこには県内や隣接県からこどもが治療にために通院、入院している。
そこに入院している学童が実家の親御さんや家族と気軽に顔をみながら電話できるシステムを12月24日から県が導入する。

そのシステム形態は:
こども病院は光ファイバで、親御さん宅はADSLやCATVなどのブロードバンドでそれぞれがインターネットに接続する。
宅内にはテレビ電話用のセットトップボックスSTBを設置し、内蔵のカメラとマイクロフォンや電話機で入力し、相手のSTBに接続されたテレビに動画と音声を送る。
回線速度は上り下り512Kbpsまで可能で、352×288ピクセルの動画を秒に30フレーム送信する。
カラーで滑らかな動画を512Kbpsのインターネット回線で上下同時にやりとりできるわけで、しかも、常時接続環境なので、どんなに使っても通信料金はかからない。

まずは、家庭と病院内のこども間で10セット分(20台)の機器を調達して開始となる。
希望する親御さんに県が一定期間STBを無料で貸し出すようだ。

こどもさんが退院した後も、自宅から病院の医師や看護士にテレビ電話を介して診療に関する相談ができる。電話だけでは伝わらなかった表情や症状が動画で医師に伝わることにより、緊急時の適切な処置に役立つと関係者に期待されている。

家族⇔こども から こども⇔医師に発展すれば、次は 医師⇔医師での活用も検討されるであろう。
寝たきりの重症患者を抱える家庭では、かかりつけの医師との連絡に表情まで伝えられるテレビ電話を使いたい、とのニーズも出てくる可能性がある。

ブロードバンドは健常者の生活レベルを向上させるだけでなく、こども、高齢者、病人、障害者などの弱者の生活レベルを向上させることにこそ役に立てたいものである。
今回の県の試みはそういう意味で、生活に密着したブロードバンド活用事例と言え、こども病院だけでなく、県内全ての医療関係機関が同様なアプローチを始めるきっかけになることを期待している。

ちなにみ、12月24日の夕方からこども病院と県庁間をつないでテレビ電話システムの開通セレモニーが予定されており、こどもたちにとってはこの上ないクリスマスプレゼントとなるに違いない。

おまけ:
今回県が導入予定のテレビ電話機器はソネット社が開発販売するteleBB1000。本体価格は1台あたり、電話機とセットで定価が52500円。

12月18日(土)の日経新聞長野版でも、テレビ電話導入が大きく紹介されてます。
「こども病院は1993年に開設、147の病床数で、地域の医療機関と連携し、診断や治療に長時間かかったり、特殊で専門的な治療が必要な患者を受け入れている」。地域経済ニュース

12月22日の以下のネットニュースでも紹介されました。
日経ITPro

以下がJANISの勝手な、
こども病院関係のIPテレビ電話システム拡張構想.PDFです。
こうなるかどうかは、これからのJANISの営業次第。
ちなみに同様な提案を厚生連病院の事務長会議にて説明してありますので、こちらも動きが出ると面白くなります。

こども病院と電話している田中知事(2004.12.24)

テレビ電話しているこども病院の先生と生徒(2004.12.24)

投稿者 佐藤 : 2004年12月17日 15:14

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