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2004年12月30日

2004年の総括

今年もあと2日となったので、1年を振り返って(愚痴を言って)みたい。

まずは仕事面。
1.6月からのNTT加入光ファイバ貸し出しへのエリア制度運用開始。
  そして、暮には、加入光ファイバの貸し出し義務撤廃の動き。
       NTT独占の時代に逆戻りする危険性があり、大反対である。

2.あまりにも政治的なTTC、これでは国内DSL事業者のモラルが問われる。
  自社使用のDSLチップ開発技術やペースに合わせた駆け引きだらけの標準化。
  自社方式が営業的に有利になれば、他社方式ユーザへの干渉などお構いなし。
  結局ノイズばら撒きのISDNと同程度までの新方式をNTT陣営がごり押し。

       保護されるシングルスペクトル方式の1.1KHz以下は勿論のこと、
       保護されるダブルスペクトル方式の1.1KHz~2.2MHzの帯域や、
       保護されてないクワッドスペクトル方式の2.2MHz~3.75MHzの帯域では
       従来のDSLと同程度の干渉しか与えない、TTC標準で適合性ありのJANISのVDSL方式を、 
       3.75MHz以上の帯域でのパワーを押えなければ使わせないといじめる大手。

       自分たちは1.1MHz以下をISDNを隠れみのにして干渉しまくりながら、
       そこを敢えて避けて誰も使っていない3.75MHz以上の帯域で上り速度向上を実現
       しようとするJANISのVDSLを、アメリカ標準に合致しないと言う理由で排除してきた。

       JANISの60M・10MのVDSLは今でも世界一の製品であるが、それをより遠距離ユーザまで
       他社ユーザに迷惑をかけずに提供したいが、それを許したくない国内モデムメーカ、
       ADSLサービス通信会社が露骨な弱いものいじめをしている。

3.JANIS県内基幹網の強化方針をほぼ決定した
   3年前から順調に稼動しているJANISの県内基幹網、支線網であるが、
   災害時の迂回回線確保や回線需要増加への事前準備、更にはMPLS-VPNサービスに加えて、
   レイヤー2での広域イーサネットサービス提供環境構築を目的に、
   2005年夏までに基幹網を整備する予定。
   北信地区をカバーする2ギガループ、東中信をカバーする2ギガループ、
   中南信をカバーする2ギガループを予定。
   各地の通信局には拡張VLANを提供するL2スイッチを配置し、
   現行のMPLS網をそのL2スイッチ上で展開する。
   広域イーサネット網の弱点はミスによるループ出現と指摘されているため、
   それを回避するためにEOE機能を有するエッジスイッチをコアスイッチ配下に設置する。

4.JANISの商品性向上
   下り60M・上り10Mの世界初の屋外回線VDSLサービス開始
   速度が出ない回線ユーザ用に料金補償システム開始(多分国内初)
   固定グローバルIPアドレスをなんと標準サービスで選択可能に
   個人向けに月額200円でDNS正副サービス開始(上級者向け)
   月額100円で本格的なWebメールサービス開始(スパム対策機能あり)
   インターネット上のどこからでもアクセスできるリモートDISKサービス開始
   IPテレビ電話システムteleBB販売開始、県立病院で20台採用決定

   玉はいくつも用意したが、まだまだ売り方が下手なのか、ユーザ数の伸びがよくない。
   イメージが悪いのか、サービスが悪いのか、価格が高いのか、
   地方で頑張るBBプロバイダをもっともっと多くの皆さんに訴える必要がありそうだ。

5.FTTH導入予定の木島平村へのインターネット接続サービス決定
   老朽化した有線電話を更改し、域内電話、域内放送、CATV、インターネットサービスなどを
   統合的に行うために、家庭までB-PONでFTTH化する。
   今から始めるのに100Mbpsを最大32世帯で共有すると世帯あたり3Mbpsしか速度が出ない
   B-PON方式には賛成できないが、総務省本省の担当課の頑固な指導で村は泣く泣くB-PONとした模様。
   世の中ではGE-PONが実用化されてきたというのに、旧式しか認めない役所はどういう感覚なのか。
   補助金とはいえ、元を正せば血税である。

6.県本人確認情報保護審議会活動
  12月4日をもって、2年間の審議会委員委嘱が満了となった。
  電子政府、電子自治体、個人認証制度活用によるネット社会化など、
  これからますます生活に身近となってくるIT化。
  だからこそ、その上に流れる個人情報保護に万全を期さなければならない。
  2年間の総括レポートは既にこのblogや県のHPに掲載済みであるが、
  果たして何人の県民がそれを読んでくれたことやら。
  櫻井よしこさんや清水勉弁護士、不破教授、吉田柳太郎さんたちと貴重な2年間をご一緒できたことは私の財産になった。

次にプライベート面。
1.今年も妻と一緒に夕食を食べるのが土曜・日曜だけになってしまった。
  娘たちが東京にいるため、夫婦とパピヨンの暮らしが3年続いている。  
  妻は仕事に趣味に忙しい毎日で、亭主の帰りが遅いのは苦にならないはず、と
  勝手ないい訳をしているが、流石に、こちらの体力気力にも限りがある。
  来年からは最終電車に遅れないよう、退社したいものである。

  ボスが帰らなければ部下も帰られないような社風は我が社にはないが、
  休肝日ならぬ、休頭日を設けて、気分転換する余裕くらいは生み出したい。

2.実家の親父が定価で50万円(でも実売はその半額)もする薄型液晶テレビを買ったので見てきた。
  もともとニュースと報道番組と韓流ドラマ以外は観る気にもならないし、観る時間もないため
  テレビには興味がなかったが、BSハイビジョンの映像迫力には圧倒された。
  囲碁を観るために有料のスカパーも契約したため、NHK1、2、ハイビジョン、民放のBSデジタル5局、
  スカパーCSと、衛星受信だけで合計で9局にもなる。
  まだ地上デジタル放送が始まらないから買い換えるのは待ったら、と言ったが、
  BS/CSで9局もあれば、もはや県内地上波放送のデジタル化は不要とすら思えてきた。
  
  県内放送局の価値はローカルニュースだが、それを観るためだけに多額の費用をかけて
  CATV化したりFTTH化したりするのは勿体ない。ローカルニュースならアナログで十分だ。
  2ch分を放送できるというが、観る側の人口は2倍にはならないから、視聴率は上がらないどころか
  平均では半減し、四六時中テレビショッピングの宣伝番組にうんざりとなりかねない。
  こんなことを言うとローカル局の関係者に叱られるが、1万円のおわんを買えばキー局の
  デジタル放送がただで観れてしまう現在、ローカル局の果す役割は変わって当然で、
  放送業界だげがリストラクチャリングを避けられるわけではない。

  BSデジタル放送が開始された時点で、民放の免許エリア制限は無意味となり、
  難視聴対策を講じない地域へのIP方式での再送信同意を頑なに拒んでいるうちに、
  ユーザは地上波やローカル局そのものを見捨てることになりかねない。

  誰がどこで決めた地上デジタル放送なのか、ローカル局もその被害者だとの声も聞こえてくるが、
  ならば、毅然として総務省に反対すべきであった。

  今はとにかく地上デジタル放送の普及に精一杯の段階であるが、2年後に全国的に一通りサービス開始となれば、
  放置されている難視聴対策問題が社会問題化するであろう。
  問題が顕著化したあとに騒ぐことは誰でもできるが、将来を見据えて最適な方策を練るリーダは必要だ。

3.blogの開始
  筆不精ではあるが、時間を見つけては、自分史のつもりで書き始めた。
  アクセスログを覗くと多くのリピータがいらっしゃり、うれしい限り。
  流石に業務上の機密事項は書けないが、公表した内容はタイミングをみながら記録していきたい。

4.妻の内職
  キッチンプログラマと冷やかしていたら、いつのまにかプログラミング能力では完璧に負けてしまった。
  変な自慢になるが、会社の部下のプログラミング能力の平均以上であろう。
  こういう技術を持つ主婦が下請けの下請けで安く使われる業界は問題だと思うが、
  さりとて、自分の会社で使うわけにもいかない。

  そんな妻が手作り石鹸に凝って、暮には県内某民放さんが自宅まで取材にきた。
  自分用に作っていたものが高じて趣味の仲間の皆さんに口コミで広まり、少ないながらも
  ショップでの委託販売まできて、ついにはネット販売に突入した。
  欲張らずに少しづつ広げるのも面白いものである。
  ちなみに我が家では、歯磨き粉もシャンプーもリンスも手作りである。
  よくは分からないが、化粧水や化粧品も手作りしていて、娘たちにも好評である。

  安くて、安全で、高性能 こういう商品は世の中に沢山あるはずだ。
  大手の宣伝合戦に埋没しない、小さくてもきらりと光る〇〇精神を応援したい。

投稿者 佐藤 : 2004年12月30日 21:47

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