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2004年07月22日
長距離用VDSLその1が適合性確認された
22日のTTC-スペクトル管理SWG速報。以下にも紹介記事があります。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20040722/147600/
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/network/news/20040723org00m300142000c.html
1.JANIS・メタリンク社・ソネット社連名の ロングリーチVDSLの1つ目の適合性が確認された。
下り帯域:138KHz-3.5MHz(DS1)、5.2MHz-8.5MHz(DS2)
上り帯域:26KHz-138KHz(US0)、4MHzー5.2MHz(US1)、8.5MHz-12MHz(US2)
PSDマスクは、1.1MHzより高い帯域は -56.5dBm/Hz。
この仕様を7月2日のSWGに提案し、本日のSWGにてスペクトル適合性確認が完了した。
先ずはこの仕様をNTT経由で総務省に約款申請し、認可され次第、NTT回線上でサービス開始予定。(開始時期は8月後半か9月)
2.2つ目の以下のロングリーチVDSLは、本日のSWGにて仕様を提案したので、次回8月20日のSWGにて、正式にスペクトル適合性が承認される見込み。
下り帯域:138KHz-3.5MHz(DS1)、5.2MHz-8.5MHz(DS2)
上り帯域:26KHz-138KHz(US0)、4MHzー5.2MHz(US1)、8.5MHz-12MHz(US2)
PSDマスクは、1.1MHzより高い帯域は -49.5dBm/Hz。
スペクトル適合性は1.1MHz以下で計算するので、1.のLR1-VDSL(マスク1)も2.のLR2-VDSL(マスク2)も同じ結果となることから、本日のSWGにてマスク1が承認されたので、マスク2も承認されるのは自明であるが、手続き上のルールとして、次回会議でしか正式承認とならない。ルールだから仕方ないか。
こっちも正式承認され、総務省認可され次第、NTT回線で9月にはサービス開始予定。
3.局からのVDSLとマンション内VDSL間の干渉問題も、相変わらず、自社サービスを念頭においたバトルが続いている。KDDIさんや住友電工さん、富士通アクセスさんは、マンションVDSLの上りに影響するから局VDSLのCPEからの上りパワーを落とすことを要求し、JANISやコネクサントさん他は、それを主張するなら、局VDSLの下りに影響するので、マンションVDSLのCOからの下りパワーを落とすことを考慮すべきと主張。
この問題は、TTCだけでは解決せず、マンションVDSLをサービスしている事業者も交えてアドホック会議で継続検討することとなった。
マンション内は公衆網回線以外なので、そもそも論として、SWGにてこの問題に関してのスペクトル管理ルールを決めること自体に無理がある。
4.JJ100.01第3版制定に向けての基本的考え方
既存1200万ユーザを保護しつつ、健全なDSL技術の発展により、ユーザにより良いサービスを提供する仕組みを考える必要があり、新技術発展を阻害しないで、既存ユーザを守る仕組みを考える必要あり。
さて、そのための保護判定基準値をどう再設定するか?これは非常に難しい課題。
今の保護判定基準値は最悪ケースの最低保障速度を示している。
最悪でもここまで速度が出ることを担保しようという値ではあるが、悪い事業者はこれを逆手にとって、「最低値を満たすならばそこまでの干渉を与えてもいい」。というから困るのである。
NTTはISDNを守り、ISDNと同程度までの干渉を与えても新サービスを提供したい模様。
これって、ADSL業界の自殺行為に近い。案外、早くADSLを廃止に追い込んで、光サービスにシフトしたい思惑なのではないかと勘ぐりたくなる。
投稿者 佐藤 : 2004年07月22日 15:33
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